2003年04月22日
トーノZEROアニメ感想LAST EXILE total 2334 count

架空の飛行機のようでもあり自動車のようでもある不思議な機械による実に生々しいレース!?

Written By: トーノZERO連絡先

 今回のLAST EXILE。

 今回もやってくれますね。

 音楽もいい。エスニックな味もガンガン来る味もいい。

 レース前の雰囲気のすばらしさも見事。

 町中を高速移動する主観視点も凄い。カーレース系のゲームでよくあるアングルに近いものの、まったく違う雰囲気ですね。

 直角コーナーを曲がる主人公機が壁を走ってしまい、シーツを引っかけるのもスリリングだし、斬新だし、迫力はあるし、生々しい皮膚感覚もあるし、見事です。ドキドキしますね。

 ボトルネックで下から追い抜く立体感は普通のカーレースではあり得ないものですね。

 順位の掲示板も良いですよ。

 「次、クランク。角度深いわよ」という相棒のナビの雰囲気も良いですね。ちゃんと二人乗っていることの意義が伝わってきます。

 そして、バレルロール!

 レース中に血まみれのパイロットを載せた機体が落ちるのを見て、放っておけないとレースを中断する主人公のすこやかさ。あらゆるこだわったマニアックな描写の対極として、こういうすこやかなものがあるからこそ、この作品は本当の意味で存在価値があるのだと思います。

 着陸できる場所を探してから降りるという当たり前のさりげなさ。

 死に際に任務を引き継いで欲しいという男。

 そして、謎のメカ。

 見つからないようにエンジンを掛けないで、水に機体を浮かべるという脱出方法。脱出方法が、凄い機械や、腕前や、度胸ではないのが良いです。

 と~のは、LAST EXILEを応援しています。


ご注意: このコンテンツは、「バーチャルネットライター と~のZERO歳」と呼ばれるサイトに書き込まれた内容を変換して、本サイトに転送したものです。このコンテンツの内容は、「と~のZERO歳」という仮想人格が書いたものという設定であり、謎のアニメ感想家トーノ・ゼロと限りなく近いものの、必ずしも同一人格ではないことをお断りしておきます。